すまんこってすたい

嫁に借金バレたけど何か?

ダメ!絶対!②

こんにちは!


飲酒運転…免許停止…


その日はとある資格取得の為、講習を受けにいく予定だった。


全日程は4日だったかな?とにかく初日にやらかしたのである。


ありがたい事に費用は会社もち。

講習を受けてる日は出勤扱い。

講習会場はそんなに遠くなくいつもの時間に起床すれば余裕で到着できる。


しかし前日に会社の後輩と焼き肉屋さんでたらふく飲んでいた。


私は深酒すると朝起きないというダメな所があったが、講習当日はすんなり目が覚め余裕を持って出発したのだ。


当時乗っていた愛車の原チャリ『メッキゴリラ』にまたがり軽快に走行していた。


通勤時間の為、交通量は多く私の前には3~4台のバイクが走行していた。


免許を持っている方はお分かりだろうが原チャリの法廷速度は30キロ…


別に急いでないが周りの雰囲気ですぐに越える速度だ。

バイクの集団はもちろん、数台の車も営業時間外の駐車場に吸い込まれていった(もちろん私も)


ネズミ取りである。


しかしまだ私は『あぁスピード違反かぁやっちまったなぁ』ぐらいの感覚。


テキパキと調書を進めていると何やらゴニョゴニョと耳打ちをしている…


警『お兄さん、ちょっとお酒臭いね。ちょっとこっち来てくれる』


まだこの時点でも私は大丈夫だと思っていた。


警『さっきまで飲んでたの?』

私『そんな訳ない』

警『でもだいぶお酒臭いよ、昨日は何時まで飲んでたの?』

私『帰った時間なんて覚えてない』

警『記憶が無くなるまで飲んでたの?何を何杯ぐらい?どこのお店?誰と?』


時間に余裕を持って出たつもりが思わぬタイムロスに焦り出した私は『まだ時間かかります?手短にお願いします』


警『分かりました。じゃあ歩行テストと呼気検査しますね。』


歩行テストはなんなく終了。

パトカーの中で呼気検査(ビニール袋にふーと息を吹くやつ)をやった。


警『お兄さん…この数値は酩酊クラスですよ…

これは誤魔化しようがないです』

警『しっかり睡眠をとっても前日のお酒が残ってる場合はあります。おそらくお兄さんはかなりお酒が強いのでしょう。受け答えもしっかりしているし歩行テストも問題ない。しかし数値としてこれだけ出たら…』



私は覚悟を決め『分かりました。これからどうなるんですか?』



うつむきながら聞いた…


続きます。